日本工業大学キャンパスでリユース傘のレンタル開始！
日本工業大学では、キャンパス内4カ所に傘立てを設置し、リユース傘のレンタルサービスを開始しました。このレンタル傘のシステムは、日本工業大学機械工学科3年の林大翔さんが考案したものです。コンセプトに「地球も人もストレスのない社会へ」を掲げ、落とし物の傘や研究室で眠っているあまり傘を再利用し、急な雨で困った際に、だれでも無料でレンタルできるというシステムです。
国内の傘の年間消費量は1億2000万〜3000万本にのぼり、年間で警視庁の遺失物センターに約30万本届くのに、返却率はわずか0.9％にすぎません。
また、ある廃棄物処理工場では月に20〜30トンの傘が償却処分されています。約60センチのビニール傘は、製造から焼却までの過程において、692グラムのCO2が排出されるデータもあります。
このような現状を「もったいない」と考えた林さんは、傘の循環利用を目指して、大学に企画を提案し、採用されたものです。